中間テスト

中間テスト

 

若かりし日の写真シリーズ、今日はこちら。

 

なんの舞台だったのかは忘れましたが、学校保有の劇場でパキータのパドトロワを踊った時のもの。

めっちゃ一瞬でしたけど綺麗に映った瞬間があったので、映像をデジカメで直撮りしました。笑

当時「スクリーンショット」なんて単語を知らなかったですし、当時のパソコンにそんな機能があったのかも微妙なところです。そう思うとこの数年でテクノロジーは爆発的に進化したというか、一般の方が扱うテクノロジーのレベルがうんと上がりましたよね。ドラえもんもすぐそこなんじゃないかという気がします。笑

 

 

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この舞台は確か、年明けの中間テストが終わってすぐくらいだったんじゃないかと思います。

バレエ学校のテストって本当に大変で、毎年どこかしらのクラスで過呼吸で倒れる人、足がつる人、吐く人などが出ます。下手すると怪我人も出ます。

 

基本的にバーは休憩なしか、途中に一回挟む程度で、プリエからグランバットマンまでぶっ続けです。

また、僕のクラスは普段のレッスン着の指定はそこまで厳格ではなかったんですけど、テストの時だけはやっぱりウェアが決まっていて、白シャツ黒タイ白ソックスというラインが何も誤魔化せない厳しいものになります。

 

センターに出ればなんとかなる!という自信は(なぜか)あったんですが、やっぱりバーだけは心配でした。バーレッスンが得意とか、バーレッスンには自信があるというダンサーは真の意味で尊敬に値するダンサーだと思いますが、僕はその真逆のタイプでしたので…。

 

通常、数週間から1ヶ月くらいかけてテストの準備をします。

つまり毎日同じコンビネーション、同じグループで繰り返し同じクラスを練習するわけです。会場がスタジオというだけで、もう普通に舞台みたいなものです。もちろん、クラシックだけじゃなくてパドドゥやモダンのテストも同様です。

 

 

テスト当日は朝起きてレッドブル、クラスの前にもう一本レッドブルというとんでもないことをしてましたね。アホです。笑 ちなみにもうエナジードリンクの類は5年くらい飲んでないですね。若い時はあれさえ飲めば元気になれると思ってましたが、今はあんまり助けてくれないと僕は思ってます。あくまで個人的な感想ですが…。

 

 

そんな感じでなんとか乗り切ったテストですが、結果は「4+」でした。マックスが5なので、上から2番目でした。もちろんクラスには5を取った人が数人いるので、クラスで2番目というわけでもありません。

 

自分的には結構ショックでした。なんやかんや5を取れるだろうと思っていたので、ここで現実を改めて知るというか、甘くないなと。

 

プロで活躍している方の留学生時代の話を聞いたり本で読んだりしていると、だいたい「外人のスタイルの良さにショックを受けたけど努力でそれを補った→好成績で卒業!」みたいなことを聞くわけですよ。当然ですよね、そうやって世に広く知られているような方はそもそもレベルが違いますし、努力の次元も僕が想像してるものの遥か上を行きます。

 

頭の中がお花畑だった僕は、もちろん頑張ってはいましたが、休みの日でも毎日自主練するとか、別に人より特別に努力していたわけでもなく、持っている条件が良いわけでもないのに「きっと自分もそうだ」と勘違いしていたんだと思います。

 

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そうして現実を知った僕は、後日担任の先生に「僕はどうしたらバレエが上手になれますか?」と単刀直入に聞きました。

すると先生は

「君はバーのとき寝ている」

と言いました。

要はセンターにでて踊り出せばまだ見れるけど、バーの意識が甘すぎる、ということです。

実際に当時は朝8時からクラスだったので本当に眠かったというか起き切っていなかったのもあると思いますが…笑

 

 

そのあと先生は空いているスタジオに連れて行ってくれて、しばらくマンツーマンで具体的にここが甘い、ここをこうするんだと、改めてバーの基礎の基礎から教えてくれました。本当にいい先生ですよね、書いていてめちゃくちゃ会いたくなってきました。会って改めてお礼を言いたいです。コロナ騒動が落ち着いたらハンガリー行かなくちゃいけませんね。

 

 

そういうわけで自分に喝を入れなおし、現実を改めて知った直後に舞い込んだ舞台のお話。テストは学校中の先生が見に来て採点していましたし、舞台ももちろん先生全員見にいらっしゃいます。そういうわけで「評価をくつがえしてやるぞ!」「意識が変わったことを見せるんだ!」とめちゃくちゃ張り切ったのを覚えていますね。リハーサルもめちゃくちゃ真剣に取り組んで(当たり前)、自習もいろいろしてたように思います。

 

 

それで先生方が僕をどう見たかはよくわかりませんし、評価も覚えていませんが、そうやってテストの後に気合いを入れ直す意味でも、やっぱり舞台に頻繁に立たせてもらえたのは大きかったなぁと思います。

 

 

 

それでは今日はこの辺で。

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