バレエと食事

バレエと食事

 

しばらくぶりの更新です!

「オズ」が終わってから早二週間が経ち、タルサバレエはすでに次のプロダクション「VENDETTA」に向けてリハーサルを重ねております。マフィアの物語ということで、なかなか荒っぽい攻めたバレエになっています。なんと「YAKUZA」と呼ばれる役も存在し、日本人である僕はそのヤクザファミリーの一員であります。

 

この「VENDETTA」に関してはまた次の機会にお伝えするとして、今日はちょっとブログにしたためておきたいことがありまして、それについて書きたいと思います。

 

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皆さんは吉本新喜劇に出演されている松浦景子さんという方をご存知でしょうか?バレリーナ芸人という異色の肩書きで活動されているお笑いタレントで、バレエを売りに新喜劇で活躍している方です。芸人さんとは言ってもかつてはコンクールにもバンバン出ていたような、真剣にプロのバレリーナを目指していた人で、実は僕も密かに応援しているんです。

 

 

そんな彼女はYouTubeにチャンネルを持っているのですが、最近の動画にこんなものがありました。

 

 

彼女の若かりし日の食生活を紹介するという内容のもの。

詳しくは実際に動画を見ていただいたら分かると思いますが、僕にとっては割と衝撃の内容でした。本人は芸人さんらしく面白おかしくお話しされていますが、中身はなかなかにハードなものでした。

 

 

誰にとってもそうですが、身体が資本のバレエダンサーにとって食事は非常に大事なものです。ここをおろそかにしてはレッスンだテクニックだ以前の問題で、全てが台無しになる危険さえあります。僕は別に栄養のプロではありませんが、知っていることを今回共有しようと思って記事にしています。

 

 

 

バレエをしている人は「痩せるために食べない」と考える人が未だにいらっしゃいます。一昔以上前の世代の人は特にそうなのではないかと思います。ちょっと前に「低糖質ダイエット」なるものが流行って、それを拡大解釈してしまって炭水化物を一切とらないとか。

単純に考えれば食べなかったら食べなかったぶん痩せそうなものですが、実はこれが大きな落とし穴です。

 

 

 

食べない、あるいは食べる量を極端に減らすと、身体は飢餓状態に入ったと認識します。栄養が足りていない、ピンチなんだと判断してしまうわけです。

 

そのような状態で食事を摂ると、身体は限られたエネルギー源をちょっとでも多く取り込もう、ため込もうとします。身体がエネルギー源として貯めておける一番効率のいい形が、脂肪です。つまり痩せようと思って逆に脂肪のつきやすい、太りやすい身体を作ってしまうというわけです。

 

もしもこういう状態の時にストレスから「たまにはいいよね」なんて多めに食べちゃったり、お菓子のような高カロリー食を摂取してしまうと、もう全部脂肪になっちゃいます。

 

また、身体に栄養が満ちている時は、身体は摂取した主に炭水化物や脂肪を分解してエネルギーとして使いますが、飢餓状態(エネルギー不足)の時にはタンパク質が先にエネルギーとして使われてしまいます。タンパク質は筋肉を維持するために不可欠なものですが、飢餓に陥ると身体は筋肉を分解し、タンパク質を取り出してエネルギーとして使ってしまうんです。

 

つまり、より脂肪のつきやすい身体の状態なのに、脂肪はエネルギーとして使われるよりむしろ溜め込まれ、挙句筋肉が分解されてエネルギーとして消費されてしまいます。必死に踊って疲れた筋肉を回復する余力は当然なく、筋肉量は落ちる一方。筋肉量が落ちれば代謝は落ち、基礎体温も下がり、さらに脂肪は燃焼されにくい体質に。

 

結果、全然食べてないのに痩せない、痩せるどころか筋肉が落ちて脂肪がつくから引き締まらないし太って見えるまま。。。という状態に陥ってしまうというわけです。

 

これは極端な例ですが、ただ漠然と食事を減らすだけでは身体にいい変化は生まれないというのは事実です。

あんまり食べてないはずなのに痩せない。。。と悩んでいる人の大半はこれに当てはまるんじゃないかな、と僕は思っています。

 

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それでも減量が必要な時、そんな時はタンパク質多めの食事を必ず心がけてください。

 

先ほど書いたように、エネルギーが足りなくなれば、身体はタンパク質をエネルギーとして使い始めます。そのためにタンパク質多めの食事を摂ることでエネルギーを補填するとともに、筋肉が分解されることを防ぐことができます。

 

ただし、全てのエネルギーをタンパク質で賄うのは不可能(そして不健康)です。なのでアボカドやお魚に含まれる油など、良質な油から脂質を、そしてご飯など炭水化物も必ず摂取してください。

減量が必要な時は摂取カロリーが消費カロリーを下回る必要があるので、量を減らすのは仕方ないとしても、摂らないという選択はしないでください。

 

タンパク質は 体重(kg)×1.2~2.0 グラム(運動の強度に応じて調節)

脂質は総摂取カロリーの15% (これ以下は却って代謝に悪影響)

炭水化物は 体重(kg) × 5~10 グラム (運動の強度、減量の程度に応じて調節)

を目安に調節してみてください。

 

 

十分なエネルギーが行き渡る時、身体はしっかりとパフォーマンスを発揮できますし、練習したことは身になります。そして身体はいい方向に順応していきます。

 

バレエには時にマラソンのような持久力が必要になりますが、きちんと訓練を積めばそのエネルギーの大半を脂肪を燃やすことで賄えるようになります。鍛えられたバレリーナがたくさん食べても太らないのは、身体のエネルギー効率がとても良いからなんです。

 

 

簡単にいうと、ちゃんと食べて、ちゃんと運動すること。これがバレエダンサーに一番大事なことです(もちろん一般の方にも)。

 

ロシア人のような細い身体を目指すあまり、極端な食事制限をしてしまうという過ちはいつの時代でもあることですが、細い身体を作るためにもちゃんと食べる必要があるということを分かっておかなくてはいけませんね。日本人の体質だと特に気をつけなくてはいけないと感じます。

 

 

もし何か疑問に思ったことや、それは違うんじゃないかというご指摘がございましたら、どうぞコメント欄にお願いいたします。

 

 

それでは今日はこの辺で。

 

 

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