ペザント

ペザント

 

今カンパニーは「ジゼル」のリハーサル一色です。

トリプルビルだったり、先のプロダクションのリハーサルが被っていたりで複数の作品を同時進行することの多いタルサバレエにおいて、一作品だけに集中する期間は逆に珍しく感じます。普段ハードなだけに、むしろ物足りないかも?笑

 

リハ中。なぜかお辞儀の、それも途中を撮られるという何もかも訳がわからない写真。笑

 

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今回踊らせていただくペザント。僕もコンクールに出ていた頃は第一、第二と両方とも踊ったことがあります。パドドゥにせよバリエーションにせよ、「青い鳥」と並んでペザントはビギナー向け扱いされやすいですが、一度プロになればバレエ団の中でも選ばれた人しか踊らせてもらえない、ダンサー的には喉から手が出るほど欲しい役です。そのチャンスをもらえたありがたみを噛み締めつつ、自分の全力を発揮しなければと身が引き締まる思いです。

 

 

ペザントが初心者向けと言われる理由の一つに、そのシンプルな振り付けがあります。ロシアのオーソドックスな振り付けの場合、クラスレッスンの中で組まれるようなコンビネーションがそのまま組み込まれています。そのためバリエーションの練習を始めつつ、基礎も固めたいというような若い人たちがまず踊るのに適しているんです。

 

 

しかしそれは、逆に言えば見せ方が非常に難しいということです。

基本的なテクニックのみで構成されている場合、見た目の派手さはかなり制限されます。それはつまりダンサーの素の実力が露わになるということです。これはかなり怖いことです。

また、ペザントはキャラクター性がかなり弱いです。「海賊」のアリや「ドンキ」のバジルのような明らかなキャラクターが設定されていない場合が多いので、極端に言えば「いきなり出てきて踊るだけ踊って去る」みたいな感じ。そのぶん誤魔化しが効きづらく、純粋な踊りそのもので見せなければいけません。

 

 

昨シーズンの「青い鳥」もそうでしたが、やはりシンプルなものこそ難しいんだということを改めて痛感しています。ペザントはただこなすだけなら誰でもできますが、「ちゃんと」踊るのはとても大変です。

 

 

 

タルサバレエの「ジゼル」は監督の改訂版で、ペザントのバリエーションにも監督の大好きな「ダブルアッサンブレトゥール」が右と左と両方入っています。

 

僕はこの技がかなり苦手で、日によって調子にかなりバラつきを感じます。試行錯誤を繰り返し、落とし所は見つけた感じなんですが、思い描く完璧とはちょっとまだ違う感じ……。煮詰めすぎると逆に調子がおかしくなるので練習はほどほどにしようとは思っていますが、来週末の本番までに少しでも精度を高くキープできるよう頑張ります。

 

 

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今週は全体での通し稽古が始まり、来週はシアターウィークとなります。

今回もアルブレヒト役に、ゲストとしてタルサバレエの元プリンシパル、韓国ユニバーサルバレエ団の現プリンシパルのヒョンジュン・リーが来てくれることになりました。 タルサバレエを辞めた今でも監督からの信頼は絶大で、昨シーズンの「眠り」でも客演してくれたスーパーダンサーです。今回のアルブレヒトを見るのもとても楽しみです!!

 

 

それでは今日はこの辺で。

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