Tulsa Ballet ヨーロッパ珍道中③

〜前回までのあらすじ〜

イタリアの2都市での公演の後、スペインはセビーリャに降り立つタルサバレエ一行。美しい街の雰囲気に酔いしれつつ、公演は大成功。ここでツアー全行程の半分を終えた我々は、次なる公演のために再びイタリアへ飛ぶのであった。

というわけでタルサバレエヨーロッパ珍道中、第3話です。

セビーリャでの公演を終えた我々は、イタリア東海岸、アドリア海沿いの街チビタノーヴァ・マルケへ向かいました。行程は、セビーリャからマドリードへ飛び、乗り継いでローマへ。ローマからバスで5時間半ほど移動するというものです。

このローマというのが僕にとって最大の不安要素でした。

ローマの一番大きな空港はフィウミチーノ空港、通称レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港とも呼ばれ、国際線の到着地や経由地としてよく利用される空港ですが、この空港には結構因縁がありまして。

僕はローマの街に出たことはないですが、この空港を経由したことが幾度かあります。でもその度に必ずトラブルに巻き込まれました。飛行機が遅れに遅れて延々待たされた挙句、空調が壊れていてずっと凍える羽目になったり、航空会社の責任で乗り遅れてしまったのに、どのカウンターも職員も「あっちで聞いて。」とたらい回しにされて誰も対応してくれず空港に閉じ込められたり、ひどい目に遭った記憶しかありません。

そんなわけでこの空港に降り立つことを何よりも恐れていた僕ですが、ここ数年で随分空港は改装されたらしく、いろんな面で良くなっていました。乗り継ぐ必要もなかったため、特に揉めることもなくあっさりと通過できて一安心。

……と言いたかったんですが、またしてもロストバゲージ。今回も奇跡的に僕の荷物はスムーズに出てきてくれたんですが、荷物がない人が何人もいて。空港の職員さん曰く、「荷物はローマには来てるけど、ローマで失くした。」とのこと。なんじゃそりゃ……。

結構待ったんですが、やはり全員分は揃わず。またしてもイタリア出身のダンサーが「私はローマに実家があるし、私が残る!」と進み出てくれて、彼女と荷物がない人を残し、我々はチビタノーヴァ・マルケへ向けて出発することになりました。やはりやってくれましたよローマ、一筋縄ではいきませんでした……。

運が良かったのは、チビタノーヴァでの公演の前に丸1日デイオフがあったこと。そのために合流が遅くなってもなんとかなるスケジュールだったので、そこだけが幸運でした。

ちなみに、そのデイオフを利用してチビタノーヴァへ行く前にローマ観光したい!と別行動をとった人がいたんですが、その人は空港から市街地へ向かう電車を降りた瞬間に財布とパスポートと携帯を盗まれたそうです。ローマ怖い。
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ともあれローマを出発した我々、休憩も挟みつつ(良いレストランがあるよ!と言われ降りたサービスエリアのパスタがツアー中にとった食事の中で一番マズかったのは秘密)5時間半バスに揺られ、ようやくチビタノーヴァ・マルケへ辿り着きました。

が、ここでも珍事が。

地図で見るとホテルは割とわかりやすい場所にあるはずなのに、現地のドライバーさんがなぜか道に迷い、行けども行けどもホテルに着きません。同じところをあっちへこっちへ、大型バスなので方向転換だけでも時間がかかります。

そのうちに明らかに侵入不可能な狭い道に迷い込んでしまい立ち往生。本当にバスを解体するか道を破壊するかの2択しかないんじゃないかというところまで行きました。笑

その後どんな神テクニックを使ったのかは分かりませんが、なんとかその区画からバスは脱出。再び走り始めたのはいいんですが、残された手段が「一方通行の道を逆走」だったらしく、大型バスが対向車を避けながら逆走を始めました。

これ、夜中の1時だったから通行量も少なくて助かりましたが、そうじゃなかったら大惨事ですよ……。

で、通報されたのかパトロール中に見つかったのかは分かりませんが、警察が到着。割と本気で「あ、終わった。」と思いました。まさか人生初、警察にお世話になるのがイタリアだとは……。

で、警察に止められはしましたが、ドライバーさんが事情を話し、なんとか捕まることはなく、警察の方々がホテルまで誘導してくれることになりました。あー良かった。

が、今度は警察が迷子になりました。

なんですかこのコントみたいな展開は。大型バスとパトカー2台で夜中の街をウロウロ。深夜テンションもあってバス車内は爆笑する人と絶望で半泣きの人とでこちらもカオスでした。

そんなこんなで小一時間かかってようやくホテルに到着。この時点で深夜2時を回っていました。どう考えてもやっぱり迷うような道ではなく、なぜ辿り着けなかったのか誰にも分かりませんでした。狐につままれたんでしょうかね。。。

で、ホテルに着いたら着いたでこのホテルもカオス。部屋割りがめちゃめちゃで、二人部屋に4人名前があったり、カップルでもない男女が同じ部屋だったり、あるいは部屋がなかったり、もう散々でした。

ただ、明くる朝のホテルの朝食のカプチーノはとても美味しかったです。

カプチーノを淹れてくれたおばちゃんも可愛かったです。

というわけでまた次回をお楽しみに……。

 

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