The Sleeping Beauty

年が明けてから、バレエ団では3〜5作品くらいのリハーサルが常に並行して進められています。

バランシンの Who Cares?

ツアーの演目 Shibuya BluesThe Green Table

ファンドレイジングイベント Icons and Idols のための小品

Andy Blankenbuehler の新作

そして今週から、眠れる森の美女がリハーサルの主軸になっています。

バージョンは監督の改訂版です。

前回の上演は2014/15シーズンで、約4年ぶりの再演となります。2015年が4年前で今が2019年という事実がちょっと怖いくらいですが……時が経つのが本当に早い。笑

僕は今回、

プロローグ:妖精のカバリエ

1幕:ワルツ

3幕:青い鳥

の3役にキャスティングしていただきました。すでにカバリエとワルツのリハは始まっていて、青い鳥は来週から始まります。

監督のバージョンは、どの作品でも楽をできる役があまりありません。

通常ならそんなに踊らないパートでも、大変なリフトや男性ソロを組み込んであって、とてもハードなものになっています。それだけにお客さんを飽きさせない見応えのあるバージョンですが、ダンサーは根性が必要になります。

眠りも例に漏れず、カバリエもワルツもすごーーーく大変です。

ブカレストにいた時も眠りはやりましたが、ワルツはここまで大変ではなかったです。タルサ版は本当に難しいです。これからのリハでどんどん慣れていかないと……。

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そして青い鳥ですが、僕にとっては思い入れのある役の一つ。

思えば入団1年目の僕に、当時のブカレストの監督はたくさんチャンスをくれました。

プロの舞台での初めてのパドドゥは「ジゼル」のペザントでした。正直その時の出来はボロボロで、公演後に監督の部屋に謝りに行ったほど。そんな僕に2度目のチャンスとしてくれた役が、青い鳥でした。

僕としては、王子以外で言えば「青い鳥」ほど自分にはあり得ない役はないと思っていました。美しいラインの求められるジャンプ、細やかな足さばき、鳥のような優雅なアームス。当時の(今もかも…)自分とはかけ離れたイメージのこの役がまさか自分に、と驚き、嬉しかったのを覚えています。

しかし当時20歳の僕。パドドゥは大事だと分かっていつつも、パートナーのことより自分のことに必死で、自分の力は100%ジャンプに使おう、くらいの猪突猛進ダンサーでした。亥年だけに。本当に青かったです。青い鳥だけに。

しょうもない冗談は置いておきまして。

その時組んだパートナーはすでに立派なキャリアあるプリマで、今思えば自分で自分をどつきたいレベルの生意気な若造だった僕を優しくリードしてくれて、拙いサポートでも嫌な顔一つせず一緒に踊ってくれた方でした。

指導してくれたマエストロも、指導はしつつも僕の良さを最大限引き出そうととても自由に踊らせてくれて、自信と実力が比例しない僕をじっくり見守ってくれていました。

うーん、同僚の日高さんが「眠り」の思い出をブログに書いていて、自分も懐かしくなって色々思い出していますが、ブカレストにいた頃の僕は本当にガツガツしてました、いろんな意味で。プロになったという事実だけで舞い上がっちゃって、色々と痛いヤツだったと思います。そう思うといまは少しは大人になれたかなと……。

そういうわけで青い鳥には嬉しい思い出や苦い思い出があります。

繰り返しになりますが、青い鳥は本来自分のようなダンサーが踊る役ではないと思っています。だからこそタルサの監督がこうしてまた僕に青い鳥を踊るチャンスを与えてくださったことに感謝して、精一杯やらなくては、と気の引き締まる思いです。

そしてダンサーとしての縁も感じます。苦手意識のある思い入れのある役が再び自分の前に、己の課題から目を背けるな、そういう何かしらの縁があるのだと思います。

というわけで、来週から始まる青い鳥のリハーサルも含め、「眠り」、頑張ります。

それでは今日はこの辺で。

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