2つ目も無事に終了

2週間に渡る Helen Pickett のクリエーションも無事に完成しました。

次に彼女が来るのは本番1週間前の9月上旬。その時のリハーサルの様子できっとまた色々とアレンジは加わるかと思いますが、ひとまず完成を見ることができてホッとしています。

今回のこの作品には、現時点ではファーストキャストに入れてもらっているので、どんな作品かを正面から見る機会があまり無く、どういう感じに見えているのかなかなか分かりませんでした。

木曜日、金曜日あたりでセカンドキャストの通しの機会があって、それでようやく正面から見ることができましたが、なかなか興味深い作品です。

なんというか、男女の関係性をモチーフにしているようであって、自然と人間の関係を描いているようであって、そうかと思えばただただ身体能力で圧倒するだけでテーマ性は無いように見えたり、見る人によって解釈は無限だなぁーと感じる作品です。つくづくコンテンポラリーは難しいと思います。未だになんなのか、よく分かりません。笑

最後のリハ後、みんなで。

ハードなリハーサルに難解な作品、みんなクタクタでしたがヘレンはいつもユーモアに溢れたリハーサルをしてくれたので、疲れていてもやる気が途切れることなく、みんなで一丸となって作り上げた感がありましたね〜。大変だったけど、終わってみればすごく楽しかったです!

彼女の教えてくれた印象的な小話の中に “in the middle, somewhat elevated” に関するものがあります。

インザミドルといえば女性6人男性3人で踊られる、今や世界各国で上演されている巨匠フォーサイスの傑作の一つでありますが、ネオクラシック作品には珍しく、それぞれに役名があります。

メインの女性二人の役名がそれぞれ「シルヴィ」「イザベル」というんですが、これはパリ・オペラ座で初演された時のオリジナルキャストの本名で、シルヴィ・ギエムイザベル・ゲランのことです。

インザミドルは幕が開いた時、シルヴィとイザベルだけが舞台上のセンターに立っていて、お互いを無視して気まずそうにぶらぶら立っている、という情景から始まり、一人の男性と入れ替わるようにイザベルがハケて、そこからメインダンスが始まります。

これは実は当時の二人の関係性をそのまま描写しているらしく、当時シルヴィとイザベルは結構仲が悪かったんだそう。インザミドルのどの映像を見ても分かりますが、確かに仲よさそうには見えません。今となってはこれもただの振り付けの一つですが、実は自然なリアクションから生まれたものだった、というのはなかなか面白いですよね!

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ヘレン曰く、この作品のようなコンテンポラリーに正解はなく、「こうしなさい」というようなハッキリとした指導を与えることは無理だそう。

もちろん、「ここは上を向いて」とか、「ここは右手だよ」とか、振り付けや音取りなど関してはハッキリと言えますが、表現の仕方とか踊り方とか、そういうものを指示した段階で、それはもうその人の能力を制限してしまうというか、インスピレーションが失われてしまうとか、そういうようなことをおっしゃっていました。ダンサーの感性や発想を尊重するヘレンならではのモットーだなと思います。

というわけで、トリプルビルの中の2作品が完成しました。

残るはあと一つ!来週からまた新たな作品が始まるので全然一息つけませんが、楽しみ半分、不安半分で頑張ろうと思います。

それでは今日はこの辺で。

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