音に「合わせて」踊る

今日も旧ブログ記事のお引越しです!

6月半ばに僕が出演した「World Dream」という公演に関する記事なのですが、見にきてくださっていた先生から伺った貴重なお話を書かせていただきました。舞台やコンクールなどでバリエーションを踊ったりする際の参考になれば幸いです。

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先日の「world dream」を見に来てくださった方々の中に、コンクールの審査員や舞台評論などで幅広く活躍されている先生がいらっしゃいました。終演後の打ち上げで先生とお話しする機会があり、そこで伺ったことが僕にとっては目から鱗という感じで、すごく感銘を受けたので、そのことを忘れないうちに書いておこうと思います。

公演の中で僕が海賊1幕の奴隷のパドドゥを踊ったということで、先生はギュリナーラのバリエーションを例にお話ししてくださったのですが、

ギュリナーラのバリエーションの前半のパートは、弦楽器や鉄琴?トライアングル?の音がメインの落ち着いた旋律です。また、振り付けも客席に背中を向けたり、クロワーゼが多かったりと、結構特殊なコンビネーションになっています。

一方の後半は、いろんな楽器が入り混じって、アップテンポな激しい曲調になっています。ステップも早く激しいものが多く、盛り上がりますがダンサーにとってはなかなか大変であります。

踊り手は、前半と後半のこの違いを分かった上で表現しなくてはならない、ということを聞いて僕はすごく感銘を受けました。

ギュリナーラは奴隷として売られる身なので、普通に考えたら悲しい身の上です。それを表すかのようにバリエーション前半の静かな旋律があるという風にも考えられます。

しかしどうせ売られるならお金持ちに高く買ってもらおう!なんていう開き直りであったり、ランケデムの言いなりにはなりたくない!という反抗心であったり、そういうギュリナーラの強さが表れているのが後半の強い旋律だとも言えます。

つまり2分弱のバリエーション一曲の中でも、感情の動きやキャラクターの役どころを一緒くたにせず表現することができるわけです。終始笑顔で踊るのもちょっとおかしいし、ずっと泣き顔で踊るのも違和感があるかも?ということですね。その表現の仕方のヒントが、音楽の中に隠れているということを教わりました。

バレエはもちろん踊りで表現する芸術ですが、もちろん音楽と一緒に、というのが基本です。音楽と一緒な以上、音楽もまた何かを表現しているのは当たり前ですよね。そこまで考えて踊ったことは今まであまりなかったので、僕にとってはこれは大きな発見でした。

先生はコンクールの審査員を務められることも多いため、課題曲のコンクールもよく見られるそうですが、課題曲となるとピアノ曲の場合も多く、そうなると元の曲はどうだったかということまで考えることが大事だとおっしゃっていました。

これからもしピアノ曲でバリエーションを踊る方がいらっしゃったら、全幕のオーケストラの中ではどういう曲になっているのか、そのオリジナルを一度聞いてみると、そのバリエーションにどういうアプローチをすべきなのか、そのヒントがあるかもしれませんね。

僕の文章でうまく説明できているかは分かりませんが、本当に貴重なお話を伺うことができました。これから踊っていく上で、音楽のことまで深く考えて踊っていくことで、表現にもっと幅が出していけるよう努力したいと思います。ご教授くださった先生、本当にありがとうございました。

それでは今日はこの辺で。

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